HOME > ソプラノアイスへのこだわり

開院以来の、脱毛へのこだわり

当クリニックを開院した2007年は、日本でレーザー脱毛がはじまってから10年ほど過ぎた頃で、脱毛の主流はダイオードレーザー,アレキサンドライトレーザーによるレーザー脱毛や、フラッシュランプによる光脱毛になっていました。初期のレーザー/光脱毛は、日焼けしていたり肌の色が濃い場合にはじゅうぶんな強さで照射できませんでしたが、開院の頃にはほとんどの脱毛レーザー装置に冷却機能が内蔵され、かなり安全に照射できるようになっていました。
しかし当時も現在も、脱毛は全体の8割以上が脱毛サロンやエステなど、医療機関以外で行われているのが実情で、ご存じのようにやけどや効果不十分などのトラブルや、契約・料金をめぐるトラブルなど決して望ましい状況ではありません。医療行為である脱毛は、皮膚の診療を専門とする皮膚科や形成外科で行うのが本来のすがたであるべきです。
そんなわけで、開院するときから、医療脱毛を取り入れることに決めていました。

新世代の医療脱毛へ・・・

脱毛機器を選ぶときに、いちばん重視したのはできるだけ痛みを抑えるということでした。毛根のメラニンにより多く吸収されるアレキサンドライトレーザーで、優れた冷却機能をもつジェントルレーズ(シネロン・キャンデラ社)を選んだのはそのためです。それでも照射時の痛みがないわけではなく、ヒゲ脱毛のときには麻酔クリームを使う必要がありました。
そして2015年の夏、ソプラノ・アイス(アルマレーザー社)に出会うことになります。正直なところ、痛みがないというのも初めは半信半疑でしたが、いざ実際に体験してみると、熱めのお風呂くらいにじんわりと暖かく、ほとんど痛みがないといっても良いほどで、照射後の残毛の生えぐあいも少なく、大げさではなく医療脱毛の新しい時代が到来したことを確信しました。クリニックの診療体制の上からは、他にもいろいろと揃えたい機器はあったのですが、どうしても抑えることができず、それらを飛び越して採用したというわけです。

2015年11月現在、蓄熱脱毛(SHR:Super Hair Removal)方式の脱毛を施行できる機器は、アルマレーザー社のソプラノシリーズをおいて他にはありません。最近、一部のエステサロン用の脱毛機器で「蓄熱方式」を謳うものがありますが、ソプラノシリーズの国内取扱い担当者様にスペックを照会したところ、繰り返し発振の速度が少し速いだけの従来型の光脱毛機器であり、とても蓄熱脱毛を行えるようなものではないということでした。こうした類似機器による脱毛は、効果が不十分か、あるいは安全性に劣ることが予想されますので、取り違えされないよう御注意ください。